2011年(平成23年)3月11日午後2時46分に東日本大震災が発生した。6年前の今日のことである。災害は必ず起こりうるものだが未然に防ぎ又は被害を最小限にする対策がリスク管理である。人間の英知を結集してリスク対策を立てなければならない。人間は一人では何もできない。しかし、学術界、実務界、地域、行政が協力し力を合わせれば必ず有効な対策を立てることができる。リスク管理は、過去のデータ、シミュレーション、人間の想像力が必要である。また、学術界、実務界、行政との連絡調整が必要である。リスクに対する情報収集、アセスメント、分析、対策等は、現場サイドの実務とその情報を体系づける学問及び行政の対策、地域の協力参加が必須である。
現場に役立つリスク管理論や実務に役立つ学問の研究に努め、産学共同、地域協力、行政との意見交換、陳情等を推進する学術団体は少ない。
そのために、我々はリスク管理の学問体系の確立と普及を目的として、日本リスク管理学会をここに設立するものである。
平成29年3月11日
設立発起人
福田 徹(東日本国際大学)
戸口つとむ(一般財団法人東京総合研究機構)
永野 孝和(弘前学院大学)
坂本眞一郎(宮城大学)
田中 聡一(高崎健康福祉大学)
内田 直仁(宮城大学)
諸藤 寛人(一般社団法人日本経営学会連合専務理事)
稲村健太郎(福島大学)
吉岡 剛志(帝京平成大学)